特定行為研修修了看護師による診療補助(特定行為)について
新潟市民病院では、患者さんへ迅速かつ安全で質の高い医療を提供するため、厚生労働省が定める「特定行為に係る看護師の研修制度」に
基づき、特定行為研修を修了した看護師(特定行為研修修了看護師)が、一部の診療補助行為(特定行為)を行っています。
特定行為は、医師または歯科医師の包括的指示のもと、あらかじめ作成された手順書に基づいて実施されます。実施にあたっては、医師が
患者さんの状態を把握し、必要に応じて速やかに診察・対応を行う体制を整えています。
当院では、研修を修了し、院内で認定された看護師が、医師・多職種と連携しながら、安全管理体制のもとで特定行為を実施しています。
当院で実施している主な特定行為(例)
・ 気管チューブ関連の管理
・ 人工呼吸器関連の調整
・ 人工呼吸管理中の鎮静薬投与量の調整
・ 動脈ライン関連管理
・ 中心静脈カテーテルの抜去
・ 脱水時の輸液調整
・ 硬膜外鎮痛薬投与関連の管理
・ 抗痙攣薬・抗精神病薬等の臨時投与 など
※患者さんの病状に応じて、必要な行為のみを実施します。
安全管理体制について
当院では、特定行為の実施にあたり、以下の体制を整えています。
・ 医師による包括的な患者管理
・ 手順書に基づく実施
・ 必要時の迅速な医師対応
・ 実施内容の診療録記録
・ 継続的な教育・技術評価・医療安全管理
患者さん・ご家族の皆さまへ
特定行為に関してご不明な点やご不安な点がございましたら、主治医または看護師へ遠慮なくお尋ねください。
新潟市民病院では、今後も患者さんに安心して医療を受けていただけるよう、医療の質と安全性の向上に努めてまいります。
看護師の特定行為一覧(〇:当院で行っている特定行為)
| 特定行為区分(21) | 特定行為(38) | |
|---|---|---|
| 1.呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 〇 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の 調整 |
| 2.呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | 〇 | 侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
| 〇 | 非侵襲的陽圧換気の設定の変更 | |
| 〇 | 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 | |
| 〇 | 人工呼吸からの離脱 | |
| 3.呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 | |
| 4.循環鋻関連 | 〇 | 一時的ペースメーカの操作及び管理 |
| 一時的ペースメーカリードの抜去 | ||
| 経皮的心肺補助装置の操作及び管理 | ||
| 大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの 補助の頻度の調整 |
||
| 5.心嚢ドレーン管理関連 | 心嚢ドレーンの抜去 | |
| 6.胸腔ドレーン管理関連 | 低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 | |
| 胸腔ドレーンの抜去 | ||
| 7.腹腔ドレーン管理関連 | 腹腔ドレーンの抜去(腔内に留置された穿刺針の抜去を含む) | |
| 8.ろう孔管理関連 | 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は 胃ろうボタンの交換かつ脱ろうカテーテルの交換 |
|
| 膀胱ろうカテーテルの交換 | ||
| 9.栄養に係るカテーテル管理(中心静脈 カテーテル管理)関連 |
〇 | 中心静脈カテーテルの抜去 |
| 10.栄養に係るカテーテル管理(抹消留置型 中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
抹消留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | |
| 11.創傷管理関連 | 褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 | |
| 創傷に対する陰圧閉鎖療法 | ||
| 12.創部ドレーン管理関連 | 創部ドレーンの抜去 | |
| 13.動脈血液ガス分析関連 | 〇 | 直接動脈穿刺法による採血 |
| 〇 | 橈骨動脈ラインの確保 | |
| 14.透析管理関連 | 急性血液浄化療法における血液透析器または血液透析 濾過器の操作及び管理 |
|
| 15.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 〇 | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
| 〇 | 脱水症状に対する輸液による補正 | |
| 16.感染に係る薬剤投与関連 | 〇 | 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 |
| 17.血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | 〇 | インスリンの投与量の調整 |
| 18.術後疼痛管理関連 | 〇 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
| 19.循環動態に係る薬剤投与関連 | 〇 | 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 |
| 〇 | 持続点滴中のナトリウム、カリウムまたはクロールの 投与量の調整 |
|
| 〇 | 持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 | |
| 〇 | 持続点滴中の糖質輸液または電解質輸液の投与量の調整 | |
| 持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 | ||
| 20.精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 | 〇 | 抗けいれん剤の臨時の投与 |
| 〇 | 抗精神病薬の臨時の投与 | |
| 〇 | 抗不安薬の臨時の投与 | |
| 21.皮膚損傷に係る薬剤投与関連 | 抗がん剤その他の薬剤が血管外に漏出したときの ステロイド薬の局所注射及び投与量の調整 |