当院では、より良い医療を提供するために様々な職種でチームを組み、活動しています。
緩和ケアチーム
メンバー
症状緩和担当医師5名、精神症状担当医師1名、薬剤師2名、看護師6名、栄養士2名、医療福祉相談員2名、臨床心理士1名の19名で構成されています。
活動日
毎週火曜の午後2時から全病棟を回診しています。
活動内容
患者さんの痛みや、せん妄などの精神症状、その他さまざまな苦痛に対して専門的知識に基づいたアドバイスを行っています。主治医を中心とした病棟スタッフと協力し、がん患者さんの生活の質の改善に努めています。
活動実績
平成20年度は病棟での新規患者さん75名に関わらせていただきました。
患者さんの困っている理由で最も多かったのは痛みで56名(75%)、吐き気10名(13%)、せん妄8名(11%)、しびれ6名(8%)、呼吸苦4名(5%)、オピオイドローテーション3名(4%)と続きます。他に、めまい、倦怠感、食欲不振、全身苦痛、不安が2名ずつ、口喝、眠気、便秘、浮腫、意識障害などについての相談もありました。
現在は、前回の回診患者さんと新規の患者さんを合わせて毎週5~15名を回診しています。
問い合わせ方法
回診中に声をかけていただくか、
1)各病棟の看護師に連絡してください。
2)患者さん、ご家族はがん相談支援センターにご相談ください。
電話番号:025-281-5151(代表)
ICT(感染管理)チーム
メンバー
感染症専門医、感染管理医師(ICD)、感染管理看護師(ICN)や薬剤師、検査技師などの感染制御専門家(ICP)と現場のスタッフを中心に構成されています。
活動日
定期的な活動として毎週火曜日と金曜日の午後にカンファレンスやラウンドを行っています。そのほか、問題の発生時やリスクの拡大などの必要に応じて随時活動を行っています。
活動内容
院内での患者さんや家族、また職員に感染症が伝搬、発生しないように、現場のラウンド(巡視)やコンサルテーション(職員の相談)を通じて、感染防止における現場対応の問題点の抽出および改善を行っています。また、職員一人一人が確実な感染防止対策を取れるように職員教育、注意喚起、啓発などを行っています。
AST(抗菌薬適正使用支援)チーム
メンバー
感染症専門医、感染管理医師(ICD)、薬剤師、検査技師、看護師を中心に構成されています。
活動日
毎週火曜日と金曜日の午後にカンファレンスを行っています。そのほか、必要に応じて適宜活動を行っています。
活動内容
感染症の治療に対して最大限の治療効果を導くと同時に、有害事象をできるだけ最小限にとどめ、いち早く感染症治療が完了できる(最適化する)ように支援活動を行っています。
褥瘡対策チーム
メンバー
医師、薬剤師、検査技師、看護師、管理栄養士の14名で構成されています。
活動日
月に2回、金曜日
活動内容
褥瘡回診の実施と職員へのコンサルテーション、褥瘡予防管理に関する職員研修の実施、
体圧分散寝具の適正使用等について支援を行っています。
NST(栄養サポート)チーム
メンバー
医師、薬剤師、検査技師、看護師、管理栄養士の16名で構成されています。
活動日
毎週木曜日または金曜日に巡回
活動内容
患者さんの摂食状況に応じた栄養摂取方法の相談や指導、知識の普及に努めています。
また当院では、日本静脈経腸栄養学会実地修練認定教育施設として、NST専門療法士資格取得を目指す者に対して、実地修練の受け入れを行っております。
RST(呼吸ケアサポート)チーム
メンバー
救急科(集中治療部)、呼吸器科、小児科の医師6名、集中ケア認定看護師3名、理学療法士3名、臨床工学士4名、臨床検査技士1名の計17名で構成されています。
活動日
毎週水曜午後にカンファレンスと回診をしています。病棟からのコンサルテーションには随時対応しています。
活動内容
- 人工呼吸管理中の患者さんをはじめ、酸素吸入や頻回の気道吸引など呼吸療法が必要な患者さんに対し主治医や担当看護師を支援する形で診療しています。
- 周術期呼吸器合併症予防のために病棟看護師と連携して術前呼吸機能スクリーニングや術前・術後の理学療法推進にも取り組んでいます。
- 院内学習会を定期的に開催し、呼吸療法の知識の普及に努めています。
摂食・嚥下サポートチーム
メンバー
医師、歯科医師、言語聴覚士、理学療法士、看護師、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士、放射線技師、医事事務の22名で構成されています。
活動日
検討会:毎週火曜日
内部会議:毎月第2水曜日
活動内容
- 摂食・嚥下機能の評価と障害患者の早期発見
- 適切な摂食・嚥下に関する指導・提言
- 摂食・嚥下に関係する合併症の予防や対策
- 摂食・嚥下サポートに関する新しい知識・技術の紹介・啓発などを行い摂食・嚥下に関する支援をしています