令和6年 脳神経外科手術件数

令和6年 脳神経外科

手術総数 296件

主な疾患の症例数


手術名 症例数
脳腫瘍手術総数
19件
脳腫瘍摘出 17件
生検術 1件
広範囲頭蓋底腫瘍切除再建 0件
脳血管障害開頭術総数
46件
破裂脳動脈瘤Clipping 13件
未破裂脳動脈瘤Clipping 3件
脳動静脈奇形摘出 0件
バイパス術 2件
脳内血腫除去術(内視鏡下脳内血種除去術を含む) 15件(12件)
頭部外傷総数
60件
急性硬膜外血腫 4件
急性硬膜下血腫 4件
慢性硬膜下血腫 48件
脊髄・脊椎手術総数
15件
脊髄腫瘍 1件
脊髄血管障害 2件
脊椎変性疾患 10件
脳血管内手術総数
127件
経皮的脳血栓回収療法 52件
脳動脈瘤コイル塞栓術(破裂) 43件
脳動脈瘤コイル塞栓術(未破裂) 7件
脳動静脈奇形塞栓術(硬膜動静脈瘻を含む) 3件
頸動脈ステント留置術 16件

当科の手術の特徴

 当院は、新潟医療圏における脳血管障害や重症頭部外傷などの救急医療の中心的役割を担っている。脳卒中の外科治療における当科の特徴の一つに、神経内視鏡を用いた高血圧性脳出血に対する内視鏡下脳内血腫除去術が挙げられる。本術式は、小開頭、短時間で手術可能であり、従来の方法に比べて低侵襲な術式である。このため早期離床・早期リハビリテーションが可能となり、合併症発生率の低下も期待される。また、近年めざましい進歩を遂げている血管内手術においては、脳卒中診療のセンター化により、破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、虚血性脳卒中に対する急性期血栓回収術などの緊急対応を要する手術件数が、顕著に増加している。
 救急医療のみならず、脳腫瘍、脊髄腫瘍/脊髄血管奇形といった発生率は高くないものの、高い専門性が要求される領域にも力を入れている。特に複雑な脊髄血管奇形の手術は、令和6年度に当院手術部にハイブリッド手術室が新設されたことにより、大きく様変わりした。顕微鏡手術と血管造影手技の同時施行が可能となったため、本疾患の手術では、ハイブリッド手術室を積極的に利用している。脊髄血管奇形、特に複雑な血行動態を持つ場合には、心臓・大血管のみならず、本手術室の恩恵を最も受ける疾患の一つと言える。
 疾患によっては新潟大学脳神経外科教室と協力し、必要なサポートを受けながら、高度な専門性を維持し、新潟医療圏における脳神経外科分野の中核施設として、日々の診療・手術にあたっている。

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