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総合周産期母子医療センターは、母体・胎児部門(産科)と新生児部門(新生児科)から構成されており、母体・胎児部門では母体や胎児に合併症を持つ妊婦さんや切迫流早産の危険性のある妊婦さんに妊娠中から、分娩、産後まで一貫したケアを提供しています。
新生児部門では、早産で小さく生まれてくる未熟児やいろいろな病気を持って生まれてくる新生児、または子宮内から子宮外環境への適応が上手くできない新生児、生まれて28日以内に病気になった新生児を対象に治療を行っています。つまり「母と子の命を守る」救急救命センターとして24時間体制で、母体搬送、新生児搬送を受け入れています。
母子保健法改正、エンゼルプランにより都道府県には責任を持って周産期医療を整備することが求められています。その中心的役割を果たす総合周産期母子医療センターとそれをサポートする地域周産期母子医療センターは県の周産期医療協議会で指定されます。新潟県においては、長岡赤十字病院に次いで、当院が2番目に総合周産期母子医療センターの指定を受けました。
県内の2つの総合周産期母子医療センターと4つの地域周産期母子医療センターと新潟大学の母子医療センターはインターネット上で病床稼働状況の情報を共有しており、互いに連携し合いながら、県内で発生するあらゆる周産期異常に対応しています。
当院には昭和62年4月に県内で初めての新生児医療センターが開設されました。新生児集中治療室(NICU)9床、回復室(GCU)21床の30床のセンターで、当時は日本海側で最大規模のセンターでした。新生児医療の整備の伴い、母体搬送例も飛躍的に増えましたが、旧病院においてはハードの面で母体・胎児集中治療室を整備できませんでした。平成19年11月、MFICUを完備した新病院への移転により、総合周産期母子医療センターの指定を受けることになりました。
産科部門:
母体・胎児集中治療室(MFICU)6床、居住型分娩室(LDR)1床を有し、その他に個室4床、多床室(4床室)16床で総病床数は27床です。病床の他に陣痛室3床、分娩室2室を有し、緊急帝王切開などの緊急手術には手術室が24時間体制で対応しています。また、母体合併症には各科の診療科がバックアップしています。
新生児部門:
新生児集中治療室(NICU)9床、回復室(GCU)21床の30床のセンターです。病床数は旧病院の時と変わりませんが、床面積は約2倍になり、ベッドサイドでのカンガルーケアなど家族にとってのアメニティーも向上しました。センター内の処置室では手術も可能で、超低出生体重児の院内搬送のリスクの軽減に寄与しています。また、病床以外の授乳指導室、カンガルーケアルーム、ファミリーケアルームなどを多目的に使用し、家族の療育参加をサポートしています。
院外出生の児には、分娩立会やドクターカーによる新生児搬送も行っています。