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医療の質評価(Quality Indicator)2012

新潟市民病院は、平成25年度より一般社団法人日本病院会が実施するQIプロジェクト2013に参加いたします。
平成25年の正式参加に先立ち、平成24年度より収集されたQIをホームページに公表いたします。今後も引き続きデータを収集し、QIの向上に努めることで、皆様に安心と満足を提供できる病院を目指してまいります。

1.病院経営に関する指標

2.急性期医療に関する指標

3.医療安全に関する指標

病院経営に関する指標

(1)外来患者の患者満足度

(2)入院患者の患者満足度

患者満足度
計算方法
【分子】:回答が「大変満足」「やや満足」であった数
【分母】:有効回答数(未回収、無回答を除く)
「受けた治療の結果」、「入院期間」、「安全な治療」に対する患者の満足度をみることは、医療の質を評価するために直接的な評価の指標になると考えられています。患者満足度調査において、総合的な満足度を表現していると考えられる質問を一つ選び、5 段階評価(大変満足、満足、どちらともいえない、不満足、大変不満足)の「大変満足」「満足」を集計しました。

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急性期医療に関する指標

(3)手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
計算方法
【分子】:手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数
【分母】:特定術式の手術件数
手術後に、手術部位感染(Surgical Site Infection : SSI)が発生すると、入院期間が延長し、入院医療費が有意に増大します。SSI を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後 2〜3 時間まで、血中および組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSI を予防できる可能性が高くなります。このため手術執刀開始の1 時間以内に、適切な抗菌薬を静注することで、SSI を予防し、入院期間の延長や医療費の増大を抑えることができると考えられています。

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(4)退院後6週間以内の救急医療入院率

退院後6週間以内の救急医療入院率
計算方法
【分子】:退院後6週間以内の救急入院患者数
【分母】:退院患者数
患者の中には、退院後 6 週間以内に予定外の再入院をすることがあります。その背景としては、初回入院時の治療が不十分であったこと、回復が不完全な状態で患者に早期退院を強いたこと、などの要因が考えられます。前回入院と同一疾病で再入院したかどうかは見ていません。再入院の因果関係を判断することは難しいため、この指標は特定の疾病についてではなく、病院全体の質を見ることとしています。

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(5)手術患者における静脈血栓塞栓症の予防行為実施率

手術患者における静脈血栓塞栓症の予防行為実施率
計算方法
【分子】:分母のうち、入院後発症疾患名に「肺塞栓症」が記載されている患者数
【分母】:肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、急性肺血栓塞栓症の発生率を下げることにつながると考えられています。肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドラインでは中リスク以上の場合には、リスク分類に応じて弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫法、抗凝固療法の単独あるいは併用の予防方法が推奨されています。

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(6)手術後の患者の肺血栓塞栓症の発生率

手術後の患者の肺血栓塞栓症の発生率
計算方法
【分子】:分母のうち、入院後発症疾患名に「肺塞栓症」が記載されている患者数
【分母】:肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(リスクレベルが「中」以上の手術は『肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)の予防ガイドライン』に準じて抽出)
急性肺血栓塞栓症の死亡率は 14%、心原性ショックを呈した症例では 30%、心原性ショックを呈さなかった症例では 6%です。下肢あるいは 骨盤内静脈の血栓が原因とされており、整形外科、消化器外科、産婦人科手術などの術後に安静臥床が長くなった患者では注意しなければならない術後合併症の一つです。

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(7)急性心筋梗塞患者のカテーテル治療までの所要時間が90分以内である割合

(7)急性心筋梗塞患者のカテーテル治療までの所要時間が90分以内である割合
計算方法
【分子】:分母のうち、来院からPCIまでの所要時間(分)が90分以内の患者数
【分母】:急性心筋梗塞の診断で実施した緊急PCI件数
病院到着からカテーテル治療までの時間は、急性心筋梗塞治療の質を表す指標のひとつです。この時間が90分以内であるという指標が急性心筋梗塞の治療の質の向上として挙げられています。

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(8)急性心筋梗塞患者の平均在院日数

急性心筋梗塞患者の平均在院日数
計算方法
【分子】:生存退院した急性心筋梗塞患者の在院日数の総和
【分母】:生存退院した急性心筋梗塞患者の総数
平均在院日数は、急性心筋梗塞患者さんに対して適切な医療やケアの介入がなされているかどうかの総合的な指標と言えます。

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(9)急性心筋梗塞患者のアスピリン投与率

急性心筋梗塞患者のアスピリン投与率
計算方法
【分子】:急性心筋梗塞の診断で入院し、生存退院した患者のうち退院時にアスピリンが処方されていいる患者数
【分母】:急性心筋梗塞の診断で入院し、生存退院した患者数
再び心筋梗塞を起こさないように二次予防を積極的に行うという標準的な診療が行われているか否かを図る指標です。

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(10)急性心筋梗塞患者のカテーテル治療後の院内死亡率

急性心筋梗塞患者のカテーテル治療後の院内死亡率
計算方法
【分子】:「分母」のうちの24時間以内の院内死亡患者数
【分母】:40歳以上のPCI(緊急を含む)実施入院患者数
重篤な心臓病である急性心筋梗塞の死亡率は、迅速な 診断や治療方法の選択や手技が適切であったかなど、急性期医療の質を評価する重要な指標と考えられています。

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(11)救急車受入台数

救急車受入台数
救急医療の充実度を示す指標です。

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3.医療安全に関する指標

(12)入院患者の転倒・転落発生率

入院患者の転倒・転落発生率
計算方法
【分子】:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数
【分母】:入院延べ患者数
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや 疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。 転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件 数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

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(13)入院患者の転倒・転落による損傷発生率

入院患者の転倒・転落による損傷発生率
計算方法
【分子】:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数のうち、損傷レベル2以上の転倒・転落件数
【分母】:入院延べ患者数

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(14)褥瘡発生率

褥瘡発生率
計算方法
【分子】:調査期間における分母対象患者のうち、d2以上の褥瘡の院内新規発生患者数
【分母】:入院延べ患者数
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の生活の質の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられています。

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(15)死亡退院患者率

死亡退院患者率
計算方法
【分子】:死亡退院患者数
【分母】:退院患者数
死亡退院した患者の症例から、診療の過程が妥当であったか、社会的問題がなかったかなどを検討し、診療内容の質向上を目指す指標です。

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