![]()
呼吸器(気管支、肺)は直接外界と交通を持つ臓器であり季節、環境などに大きく影響されます。
当科の診療内容は呼吸器疾患全般にわたり、呼吸器系悪性腫瘍・呼吸器感染症・慢性閉塞性肺疾患・気管支喘息・間質性肺疾患・胸膜疾患などが主な対象となっています。
外来は毎日当科医師が新患外来を担当しております。治療内容が決まり状態が落ち着かれればかかりつけの先生のもとへお戻りいただき必要時にご相談いただくようにさせていただきます。
入院病床は46床ですが、肺癌、肺炎・胸膜炎などの呼吸器感染症、慢性呼吸不全の急性増悪、気管支喘息発作、気胸などの症例で、ほとんど常に割り当て病床をオーバーしている状態です。入院待機期間を短くするために外来治療も含めた肺癌化学療法の入院期間の短縮や急性期を脱し長期療養を要する患者さんの適切な施設への転院などを勧めさせていただいております。
気管支鏡検査は月・木曜日の午後に行っており細胞診、組織診を行う場合は原則一日入院をしていただいています。検査件数は年間約200例を数えます。
CTを中心とした画像診断をもとに、気管支鏡検査、CTガイド下針生検(放射線科スタッフの協力による)などによる診断アプローチを行っています。進行例に対しては、充分な病状説明の上で標準的な化学療法を選択し、適応例については放射線療法を含めた集学的治療を行っています。
胸部外科にお願いする手術例も増加しており、合同の術前検討会を行っています。
冬期を中心に呼吸器感染症は主要な診療分野です。症状、身体所見と画像から感染症の診断をくだすことが第一歩であり、年齢、基礎疾患などの背景因子の把握が重要です。細菌学的検査を可能な限り参考として適切な抗菌剤治療を心がけています。
インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種もご希望に応じて行っています。
気管支喘息症例は増加傾向にありますが、生活環境の整備とともにステロイド吸入療法を中心とした発作予防のための維持療法を徹底することで喘息管理を改善することができ、入院治療症例は逆に減りつつあります。ピークフローメーターを用いた自己管理も大切で、導入を進めています。
一方、重積発作時の呼吸管理を含め急性発作に常時対応できる体制を採っています。
ポピュラーではありませんが、診断、治療がむずかしい重要な疾患です。
高分解能CTを含めた画像評価、呼吸機能、気管支肺胞洗浄、肺生検(経気管支肺生検、胸腔鏡下肺生検、開胸肺生検)を行い、総合的な診断および活動性の評価に基づいて治療方針の決定を行っています。
急性呼吸不全症例(気管支喘息重積発作、基礎疾患を有する肺炎・誤嚥性肺炎などの重症肺炎、急性間質性肺炎など)の人工呼吸管理は救命救急センターにおいて救命センタースタッフの協力も得ながら対応しています。
慢性閉塞性肺疾患を始めとする種々の基礎疾患に基づく慢性呼吸不全例に対しては、内服・吸入などの内科的治療法とともに理学療法を含めたリハビリテーションを指導し、睡眠時、運動時を含めた呼吸状態の充分な評価の上で在宅酸素療法への導入を行っています。
金曜日午後の在宅酸素療法専門外来には60名以上の患者さんが通院されており、QOLの維持と共に急性増悪の予防と早期治療を目指しています。このような症例の進行、急性増悪時には積極的に非侵襲的人工呼吸を導入しており、在宅人工呼吸を併用した症例も増えつつあります。
| 診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 午前 (新患のみ) |
中嶋治彦 | 手塚貴文 | 伊藤和彦 | 塚田弘樹 (新患・再来) |
大橋和政 |
| 午後 (新患・再来) |
中嶋治彦 | 中嶋治彦 | 塚田弘樹 | 塚田弘樹 | 大橋和政 |
| 午前 (新患・再来) |
張 仁美 | 大橋和政 | 中嶋治彦 | 手塚貴文 | 伊藤和彦 |
| 午後 (新患・再来) |
伊藤和彦 | 手塚貴文 | 手塚貴文 | 張 仁美 |
| 医師 | 役職 | 卒業年 | 認定資格 |
|---|---|---|---|
| 塚田 弘樹 | 科部長 感染制御室長 |
昭和60年 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本感染症学会専門医・指導医 日本呼吸器学会認定専門医・指導医 |
| 伊藤 和彦 | 科副部長 | 昭和62年 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本医師会認定産業医 日本呼吸器学会専門医・指導医 日本がん治療認定医機構・暫定教育医 |
| 中嶋 治彦 | 科副部長 | 平成2年 | 日本内科学会認定内科医 |
| 手塚 貴文 | 医師(感染症科医師) | 平成10年 | 日本内科学会認定内科医 |
| 大橋 和政 | 医師 | 平成14年 | |
| 張 仁美 | 医師 | 平成16年 |